何をパワーアップさせるか
Vostro 220s(2009年の年末購入)、夢の中でmacOSを入れたりして結構遊べるマシンです。
が、古いだけにマシンパワーが低い。
もう少しパワーアップできないか?と思いました。
グラボ(グラフィックボードorグラフィックカード)も載せたし(3000円程度の安いものですが・・・)、
あとできそうなことといえば
・メモリ増設
・CPU交換
・HDDをSSDに交換
あたりです。
このマシンに合いそうなメモリ(4GBを2枚で計8GB)を探してみると、安くても7,000〜8,000円します。
SSDは120GBでも6,000円台です。
古いマシンだけに、いずれもちょっと躊躇する値段です。
CPUはどうでしょう?
標準搭載のCPUはIntel Core2 Duo E7500 2.93GHzです。
もっと高性能なCPUを載せることはできないか?
・・・と情報収集したところ、
CPUソケットタイプがLGA775だそうで、同じソケットのCPUなら交換可能のようです。
Core2 Duoと同時期に販売されていたCore2 Quadという4コアCPUで同じソケットのものが世の中にはあります。
その中で、Core2 Quad Q9550 2.83GHzがamazonの中古で4,000円弱で売られていました。
Passmark.comでE7500とQ9550の両者のCPUスコアは
E7500・・・1876
Q9550・・・3992
ということで、約2倍ちょっとのパフォーマンス向上効果が見込めます。
これは・・・、
やってみても面白いのではないだろうか?と思いました。
CPU交換
早速、amazonで購入したCore2 Quad Q9550 2.83GHz。
裏側はこんな感じ。
では、Vostro 220sを開けます。
このファンの下にCPUがいます。
CPUファンを取り外すと・・・、
見えました。Core2 Duo E7500。
シリコングリスが塗られているので、刻印は見えませんが・・・
CPUを外して、ソケットはこんな感じ。
写真では良く分かりませんが、剣山状に端子が出ています。
Core2 Quad Q9550は、そこに乗せるだけです。
ホントに乗せるだけです。
載せてからmacOSを起動して「このMacについて」を見たところ。
なぜか「Xeon」表記になっていますが、2.83GHzのQuad Coreとしっかり認識されています。
・・・というか、これが見えているということは何の問題もなくCPU交換後も起動できました。ということです。
ベンチマーク
macOSにてベンチマーク
Xbenchというフリーのベンチマークソフトで計測した結果を以下に示します。
CPUの測定値、ほとんど変わりません。
むしろ若干低いです。(誤差の範囲とも言えますが)
両者のクロック周波数は
Core2 Duo E7500 2.93GHz
Core2 Quad Q9550 2.83GHz
とほとんど差はありません。
むしろQ9550の方が若干低いです。
ですので、この結果はシングルコアのみの測定値なのではないかと推測されます。
・・・というのも、Xbenchを動かすと、Thred Testのところで長時間固まったような状態になりました。
そこで、Thred Testをしないようにして測定したのです。
Thred Testができないと両者のパフォーマンスの差は測れないのだと思われます。
ちょっと残念な結果ですが、しかたありません。
Windows 10 にてベンチマーク
気を取り直して、Windows 10にてAuslogics BenchTownというベンチマークソフトで計測してみました。
写真は撮り損ねたのでありませんが、測定結果は下記のとおり。
CPUの値のみ掲載します。
E7500 | Q9550 | 向上率(= Q9550 / E7500) | |
CPU Calculations (Vostr220s実測) | 2088.4 | 3587.5 | 171.8%(約1.7倍) |
PassMark参考値 | 1876 | 3992 | 212.8%(約2.1倍) |
Q9550はPassMark参考値よりも低く、E7500はPassMark参考値よりも高いという実測値のため、E7500と比べたQ9550のパフォーマンス向上比率は約1.7倍でした。
まあ、、よろしいんじゃないかと・・・。
実際の使用感については後日また書くつもりです(が、いつになるかわかりません)。
コメント
こんにちは。ふと立ち寄りました。
Vostro220でしたら過去にXIONを載せたことが有り、お勧めです。私のブログをお読みくだされば詳細が載っています。